ミシン カタカタ
ミシン カタカタ
そんなフレーズとお花畑で花柄に変化したワンピースが印象的な絵本『わたしのワンピース』
小さい頃のお気に入りだったことを思い出しています。
洋裁を習い始めていつの間にか半年が過ぎていました。。
ウールのゆったりワンピースが出来上がったところなので、寒い時カポッとかぶって、上着として利用しています。
初めて作ったのは、リネンのエプロンワンピース。
エプロンや割烹着、ジャンパースカートのような、一枚かぶっちゃえなスタイルにばかりなぜだかひかれてしまいます。
楽チンだからだけではなく、なんとなく作業にムードが出るというか。。身が入るというか。。
自分で選んだ生地で作ったものならなおさらです。
いつも先生が着ているのをリクエストするので、お嫁さん用に取ってあった型紙をいただいて作らせてもらっています。
大事に使えば何十年でも長持ちすること、ファッションが不変なことに気付かされながら。
ご自分で仕立てた服でコーディネートして出迎えてくださる先生は、しとやかで凜とされている女性らしいイメージなのですが、北海道の大自然で育った茶目っ気たっぷりな道産子話などをうかがっていると、好奇心いっぱいで純真な少女の気持ちをずっと変わらずに持たれているのだなぁと思わされます。
毎年雪が積もる度に真っ白な心になりたいと思っていたこと、やんちゃして母親に怒られたこと、スキーが好きだったので、生まれ変わったらジャンプの選手になりたいこと…
今は亡き御主人と、次の日お出かけとなる度、毎回ワクワクして徹夜で新しい服を作られていたのだそう。
85歳、まだまだおしゃれしてお出かけしたい、山にも登りたい。
レッスン後のティータイムで何度「先生大好き!」と叫びたくなったことか。
去年、北海道へ仕入れ旅してからの良いきっかけで、出会うことができた先生。
前世があるとするならば、彼女は本当に私の恩師だったんじゃないか…
そう疑ってみるのも楽しいほどです。