午前中、風が止むまでは制作の時間となりました
雨が止み風が止むと、爽やかなお出かけ日和になったので身体がウズウズ
仙石原のススキ草原までドライブ
行きしの道は森の中のうねうね道で、緑のトンネルをくぐっているようでした
台風に全部洗い流してもらった木々がピカピカ光って、ずっとシャワーを浴びているような気分で運転でき、たどり着いた草原はこれまた見たことのない景色を繰り広げているのでした
歩いたり、まぎれこんだり
まぎれこみながら、光っているススキを見るのがこんなに気持ちいいこととは知らなかった…
そして、箱根美術館へ
こちらの展示室にある陶器も興味深かったのですが、何よりも庭園でした
地面は苔むし、木々は全てモミジ
moss… seed
moss… seed… mushroom
moss… mushroom
種はまぎれもなくモミジの種で、苔の間に挟まっていたり石畳に落ちていたり…
大きいの、小さいの、何種類か拾って帰ることにしました
お次は、強羅公園へ
またしても、植物に会いに
迷わず一番に温室の中のジャングルを楽しむ
アンリ・ルソーの描く密林や動物が私は好きで、ここは今まで入った温室の中で一番ルソーのことを思わずにいられなかった場所でした
確か、ピカソと同じ時代ではなかったかと思うのですが…
彼は生涯のうちでそのような国に行ったことがないそうです
でも、どうしても憧れてやまない魅惑の地を
いくつかの情報と、想像の世界で描ききったのです
また、彼の職業は絵描きではありませんでした
描くことをして過ごして余暇を楽しんでいたのです
そんな彼のスタイルからも、人物画からも、サインの文字からも
のんびりとした雰囲気がうかがえて、なんかやっぱり好きだな~と思えるのです
ルソーのように“好き”をマイペースに追求していく
それが今の私にとって、植物づけの毎日につながっているようです
タビビトノキはこわいくらい巨大だった
一日の始まりは緑のシャワーだった
見たことのない景色
見たことのない世界
生きてるうちに
どれだけ味わえるだろう