空飛ぶ泥舟の天井は、舟の底をひっくり返した宇宙船のようで、振り子のような揺れが意外と落ち着かせてくれる空間でした。
3つの茶室は、一見奇想天外、高い所はハラハラ落ち着かないように感じますが、中へ座ってみるとそれぞれにリラックスでき、ピクニックやお昼寝も楽しめそうな空間でした。
神長官守矢史料館も藤森さんの設計、デビュー作のようです。
これまで、ラ・コリーナ近江八幡、モザイクタイルミュージアムへ行ってきましたが、藤森さんの作品によく見られる屋根を貫く樹木がなんとも好きです。
神長官守矢史料館にも、地元の樹木が4本突き立てられていて嬉しくなりました。
八百万お祀り気分とこの指とまれ気分が入り交じり、ワクワクするのかもしれません。
これからも、この樹木たちに引き寄せられるように全国各地訪ねていきたいものです♪
江戸時代、諏訪大社で行われていた神事(御頭祭)を復現したものが入口にあり、稲作が広まる前の時代、古代へさかのぼると日本人は狩猟の民だったことが思い起こされました。
串刺しにされ干からびた獣の皮、蠟で作った鹿肉やウサギの脳味噌がなんだかグロテスクで後を引いてしまうところですが、、守矢家のような存在は何かまだまだ奥深い人と信仰の世界に触れさせてくれそうです。
この地に暮らす中で、これからも諏訪の歴史に少しずつ分け入っていきたいところです。