ト・プローヴァト

toprobato.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 05月 ( 14 )   > この月の画像一覧

羊をめぐる 11

a0123724_23441381.jpg

a0123724_23441447.jpg

a0123724_23441421.jpg


(毘砂別)


野村さん宅は本当に和みます。

浜で汲んできた海水を薪ストーブで沸かし、夜みんなで飲んでる間中も、継ぎ足し継ぎ足しして塩作りされている様子がとても印象的でした。

縁側には、デジュリドゥが立て掛けてあります。
時々浜辺でのんびり吹いているそうです。

自身の畑で野菜や果物を育て、近所のおばちゃんにいただいた自家製海苔などで手際よくお料理されます。

本日もお弁当を持たせて見送ってくれました。



(恵庭→札幌)


・えこりん村

【環境負荷の軽減と社会貢献の「えこ」、動植物を含む自然環境とのつながり「輪=りん」がコンセプトの農場】

こちらには、羊の他にもさまざまな動物たちが広々と放牧され、30のテーマガーデンと、ガーデニング用品や苗などを扱うショッピングコーナーがあるので、一日たっぷり過ごせそうな場所です。

しかし、私たちの目的はまずもって毛、羊さんの毛なのです。
イベント準備に追われていた担当者さんに無理を言って対応していただくことになりました。

時間があったらゆっくりまわりたいと思いながら後にし、札幌へ。



・三岸好太郎美術館

教科書で見たことがあるダリのような絵もありました。

隣接の公演にて八重桜を拾うと、矢野さんが移動中おしりに敷いて、押し花にされました。



・マリヤ手芸店

大正15年開店の老舗

レトロな看板をかかげ、ビルの谷間にどっしりとありました。

岡さんは染料を、私は刺繍糸の数にあっとうされ棚の前から離れられません。

参考図書のコーナーもまた豊富で、3人とも見入ってしまいます。

絶対近所だったら通ってます。。



・モエレ沼公園

イサムノグチ設計
彼は完成を見ることなく亡くなっています。

人工の山や、時間指定で行う噴水アート、一つ一つの形がシンプルでダイナミックでした。

ここも近所だったら散歩コースなのに。。




本日は、牧場縛りを解いて、とてもアートな旅になりました。
[PR]
by toprobato | 2012-05-30 23:44 | ぼうけん | Comments(1)

羊をめぐる 10

a0123724_21152042.jpg

a0123724_21152045.jpg

a0123724_21152041.jpg


(毘砂別)


連泊予定の野村さん宅に到着。

ご馳走を準備して待っていてくださいました。
地元のフキやウドに海の産物も加わりビールが進む進む。

どの牧場に聞いても毘砂別ってどこ?って言われちゃったよ〜
と笑い話になる。

島への便に合わせ、早めに切り上げ就寝→早朝薄暗いうちに出発。
野村さんも加わり女4人旅に。(野村さんのお弁当付き!)



(羽幌→焼尻島)


天気は羊雲り。

小雨混じりで船はよく揺れるのでみなさんごろ寝で移動。

こじんまりな島に到着後、ものの10分程で半周。

まず海岸にて女4人ガラス拾いに没頭するのでした。

おっぱいの形のものを無数に発見するも何なのかは未だに謎。。

野村さんは、自分の家のお風呂をガウディみたいにしたいので、とにかく夢中で拾っていました。

ここで私は犬笛の練習にも没頭。。。


・萌州ファーム
島の半分くらいしめているのでしょうか。。
海を見下ろす丘の上はずっとずっと羊・羊・羊……
放牧の様子だけを見て楽しむことに。
(原毛の仕入れについては、茶路さんのところで半ば燃え尽きていた岡さんと私。事前の連絡はひかえていたのでした。)


放牧地の脇を抜け、原生林を散策するコースに入るとイチイの木(こちらではオンコと呼ばれている)が自生している林が現れました。

強い海風と雪の重みで上に伸びないのだそう。
どの木も髪がなびくように90度くらいに曲がって時が止まったようなのです。

そんなオンコ以外にも摩訶不思議に曲がりくねった木や、アマゾンの方が似合いそうな木がずっと森の奥へと続いています。

桜の花びらが散って美しいうぐいす谷もあり、これは夢か幻か…
という気持ちになりながら引き返し、スタート地点に戻って車で反対側へ移動。

リメイク版『幸せの黄色いハンカチ』のロケ地や、島の重要文化財などを見てまったりした後、私だけ別行動するとまたしても謎めきたった場所に足を踏み入れることに。

たぶん、おそらく喫茶店のようでした。

横浜から移住してきた女性が一人でされていたそこは、彼女のプライベートスペースのようなお店。

描きかけのキャンバスや、デザイン用のペン、ぎっしりの本棚、クラッシック音楽…


不思議……不思議……


と思いながらカフェオレを飲み、船の時間までしばし異空間を味わったのです。
[PR]
by toprobato | 2012-05-27 21:15 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 9

a0123724_2151988.jpg

a0123724_2152061.jpg

a0123724_2152057.jpg


(白糠→毘砂別)


羊まるごと研究所さんから少し先にあったのは


・茶路めん羊牧場


こちらは、地元の吉田牧場さんから紹介いただいていた武藤さんがご主人の牧場。

武藤さんは、『羊料理の本』の著者でもあります。(料理人 河内さんとの共著)

これを読むと、京都生まれの武藤さんがどれだけ羊にとりつかれ、波乱万丈に羊飼いとしてやってこられたかを垣間見ることができ、衣食住すべてをまかなってくれる不思議な生き物に私もだんだん魅了されてゆくのです。


原毛は、去年のものと今年刈りたてのものがあるとのことではしごで納屋に上がり見せていただきました。


そうしていると、刈りたてホヤホヤ羊たちが気になるのか見上げてくるのです。


(何してるの?珍しいものでもあるの?)


(あなたたちの毛ですよ〜)


(ちょっと分けてちょうだいね〜)



私たちの気持ちも一段落。
武藤さんに無理のないルートを教えていただき後は、岡さんのお友だち野村さん宅へ直行です。


くっきりと白い峰の映える大雪山連峰を目の当たりにしながらどんどこどんどこ反対側の海へ。


太平洋から日本海へ。



明日目指すのは道内にただ一つ、島の牧場!!
[PR]
by toprobato | 2012-05-27 21:05 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 8

a0123724_2121454.jpg

a0123724_2121419.jpg

a0123724_2121597.jpg


(池田→白糠)


ボーヤさんにて、すがすがしく牧場の朝を迎えることができました。

旅が始まって3日目、本日も羊日和です。

ボーヤさんから近道を伺い、目指したのは…


・羊まるごと研究所


太平洋の荒波に沿ってさらにずんずん行くと、またまた広大な牧草地が広がっていました。

ご主人はニコニコ顔で案内してくれます。

糸紡ぎからこの世界に入ったのだとか!
手仕事をしている人の気持ちを考え、エサが毛にからみつかないよう工夫したりと、飼育に気を使われているようです。
充分納得できるほど、汚れの少ない原毛を一頭分ずつ丁寧に保管されていました。

原毛部屋に入った時から広げられていた茶色の毛が気になっていました。

去年亡くなったトトロちゃんの毛でした。

ご主人が、牧場を始める時にスピナーズファーム タナカさんからお祝いとしてもらってきた2頭のうちの1頭なのだそうです。

なかなかワイルドなトトロちゃんの形見をいただくことにしました。


そして、放牧の様子も見学。

こちらは、犬笛でなくご主人が「ベーベー」と呼ぶと、羊たち「メーメー」答えながら一斉にこっちにやってきます。

私たちのことを警戒して距離をとろうとしていましたが、確実にご主人の声かけには反応しているのでした。

「僕の好きな場所を〜」

とさらに案内されたところは沢になっていて、ニリンソウが群生していました。

コケや木の切り株、蔓とのバランスが絶妙でまるでジブリのよう。。

「今日から春がきたよ〜」

とご主人は終始ニコニコ顔なので、ずっとここで一緒に春を祝いたい気持ちになってくるのですが、体をひっぺがすようにして私たちは次の牧場を目指したのです。

なぜなら、本日の宿泊場所は反対側の海にあったから。

往復横断成功なるか!?
[PR]
by toprobato | 2012-05-27 21:02 | ぼうけん | Comments(0)

羊センパイ

a0123724_20572471.jpg

a0123724_20572481.jpg

北海道から帰ると、さっそく原毛が届いていたので嬉しい悲鳴〜!

晴れたらひたすら洗って干すのみです。

初心者の私は、まず道具や材料から探しに出ます。

必要な洗剤は「練りモノゲン」

専門店にしか無いようなので、届くまで時間がかかります。

ここはたのみの綱の岡さんにTEL。

分けてもらいに行きました。

古民家に一人住まいの岡さんの庭に、あの時の原毛がちゃーんと干されていました。

流石ベテラン岡さん!さっそくお仕事にとりかかっているようです。

以前おじゃましたお部屋には、新たに染められた糸も吊るされていました。
緩い紡ぎ、絶妙なネップの入った色は、岡さんにしかできない技です。

これから暑くなるので、作業がはかどるのは早朝とのこと。

私もそちらのサイクルにできるかしら。。

練りモノゲンの他に、過去の『スピナッツ』(羊の雑誌)をごっそり貸していただきました。

岡さんの家は、どこを見ても羊の手仕事の道具ばかりでワクワクします。

勉強になります!
羊センパイ!
[PR]
by toprobato | 2012-05-27 20:57 | ひつじ | Comments(0)

羊をめぐる 7

a0123724_23433840.jpg

a0123724_23433954.jpg

a0123724_23433915.jpg

a0123724_23434084.jpg


ボーヤファーム の つづき


羊飼いは北海道でも珍しいのだそう。
確かに移動中牛や馬は見ますが、羊は私たちが訪ねているところだけのようなのです。

岡さんに北海道行きを決心させた理由でもある原毛の流通が厳しくなっている話題にもなったけど、海外では難しくても国内ではまだ知られていないだけで、まだまだ必要としている人たちがいるのだから捨ててしまうくらいなら何か良い活用法をという話に…

ファームインしてくれたお客さんには詰め放題システムをやるという案も。
何tトラックでやってくる人がいたりするんだろうか?!
なんて笑い話にも。

ひとしきり飲んでしゃべった後、一番気になっていた犬笛について質問してみると…
ご主人は、16種類の音の出し方を使い分けているとのこと。
主人のようになるとドレミファソ〜♪と高音で透き通ったメロディーが奏でられている。師匠がいた!
レクチャーが始まる。

私も旅のお供に鼻笛を持ち歩いていたので、これもレクチャー。
交換することに。
いつか師匠のようにメロディーが奏でられますように。
近所の犬が狂わぬよう注意して練習します。


明日も長距離移動。
北海道横断するという攻めの姿勢でつづく…
[PR]
by toprobato | 2012-05-25 23:43 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 6

a0123724_23145864.jpg

a0123724_23145917.jpg

a0123724_23145932.jpg


ボーヤファーム の つづき


羊舎にたずねると、ご主人と若い羊飼いの青年が働いていてちょうど良いタイミングに毛刈り中でした。。
羊たちと毛の山から出てきていただいて、これからボーダーコリーで羊を追うのを見せてくれると言うので大興奮!

ご主人が不思議な音で犬を操るので興味深々になる。
犬笛だ!私も吹きたい!


遥か遠くからやってくるやってくる続々と羊たち。
お母さんと子どもはひっつくようにして、どんどん連なって羊舎に入っていく。

西日を浴びながら、こんな光景に会えるなんて〜としばし見入る。


原毛がもて余すほどあるとのことで見せていただき、グレーの色が気に入ったので後日さらに刈って送っていただくことにしました。


近くに温泉があったので、お風呂をすませワインを調達してから家族や羊飼い見習いさんみんなで晩餐会に。

国産羊の料理をいただいたのはここが初めて。
新鮮なロースト、レバー入りパテや、茶碗蒸しにちりばめた柔らかいミンチ、ゴボウ入りパスタやジャガイモのグラタンもこちらならではの味。

国産ラム肉は、契約したレストランなどに卸されるようで道内のスーパーにもないほどの高級品だと知り驚きました。


そして、乳は乳で、毛は毛で、皮は皮で、油は油で、どこまでも利用しつくされる羊を思い、羊年に産まれた私はちょっと複雑な気持ちになるのでした。。
[PR]
by toprobato | 2012-05-25 23:14 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 5

a0123724_22503332.jpg

a0123724_22503318.jpg

a0123724_22503486.jpg

a0123724_22503443.jpg


(美蔓→新得→足寄→池田)


次に目指したのは…

・ヨークシャーファーム
こちらも宿泊施設とレストランを兼ねています。
今年の毛刈りは未だとのことで、去年のものを見せていただきました。


・石田めん羊牧場
こちらも毛刈りが未だだったので、去年のものを見せていただきました。
面白そうなので、すごくスパイラルがかかったものを選んでみた!


・スピナーズファーム タナカ
こちらは、食肉用ではなく原毛用に羊を飼育されている唯一無二の牧場。

紡ぎや織りなどのワークショップもされていて、私たちが訪ねた時には、レース用のとても繊細な糸をご主人が紡いでおられました。

オーナー制度で一頭分ずつ販売されている原毛はバリエーションが多く、丁寧に藁や汚れが取り除かれひとかたまりずつ作業台の上に並べられていました。

今年は、気温がなかなか上がらないためどこも遅れていた放牧の様子も、建物内から見下ろすことができ、眺めていると羊たちもこっちを気にして見上げてきます。
しばらく見つめ合っていました。。
ブチの模様のジャコブやらいろんなのがいてとても楽しい気分になりました。

出荷前の作業で忙しくされているにもかかわらず、こちらではお話をたくさん聞かせていただき、ご主人の熱意に胸が熱くなるほどでした。


・ボーヤファーム
またまた牧場内に泊まることができるのでワクワク。

順調に巡ることができ、日が暮れる前にチェックインできそうでなんだかホッとなり花の写真を撮ったりする。

でもどこからどこまでが敷地なの?というくらい広いのでしばらくウロウロすることに。

ドデカイ羊舎が並んでいるところに近づくと、ボーダーコリーがたくさんいてじゃれついてきた!
小高い丘にも、だだっ広い平原にも、見えないくらい遠くまで羊たちがいるいる!
アヒルもいる!


きたよーーー!


北海道にやってきたんだって実感が今ごろになってやっと湧いてきたのでした。
[PR]
by toprobato | 2012-05-25 22:50 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 4

a0123724_21132358.jpg

a0123724_21132330.jpg


(美蔓→新得)


桜、タンポポ、チューリップ、ムスカリ、白樺の新緑…

朝起きて爽やかにお散歩…

朝ごはんは、岡さんお手製のサンドイッチや焼きおにぎりをいただきます。
岡さんには船の中からいろいろご馳走していただき、カップラーメンでいいやと思っていた私は頭があがりません。
珈琲もなんと豆から挽いて入れていただけるのです。贅沢!


お腹もしっかり満たし、北海道にいっぺんにやってきた春を感じながら美蔓めん羊牧場の中へおじゃましました。

飼育しているのはサフォーク。
顔の黒い羊たちです。
この子たちは、ほとんどお肉になるために育てられているのです。

羊の寿命をたずねると、10年とのこと。
思ったより短くてびっくりしました。

「この中から選んでいいよ〜」
と言われ、大きそうな子にするとその場で毛刈りショーが始まりました。
毛を刈る間、ポロポロうんこするのをもう一人のお兄さんがホウキで掃いていました。

刈っていただいた毛は、送ってもらうことにして次の牧場へ向かいます。


今日の目標は5件!
というハードスケジュール
大丈夫なのか?!
[PR]
by toprobato | 2012-05-25 21:13 | ぼうけん | Comments(0)

羊をめぐる 3

a0123724_20555246.jpg

a0123724_20555283.jpg

a0123724_2055526.jpg


(小樽→美蔓)

フェリーが到着したのはすでに21時近く。
すぐに高速に乗って一番目の牧場に向かいます。
次の日すぐに見学させてもらえるよう近くの宿舎ダーチャに泊まるためです。

高速は私たち一台きり。

雨の中、真っ暗な一車線をときどき蛍光黄緑の怪しげなライトが一列に照らしてきます。
黄泉の国ににでも行くのか??

幻想を抱きながらただひたすら前へ。

トンネルに何度も突入するもなかなか出口が見えない。

それもそのはず、最長ので4000m以上あるのです。

だんだん不安になってきた頃に、牧場主さんから連絡をいただきました。

高速を降り、近くになったら道が分かりにくいので車のライトを照らして待っていてくれるとのこと。

案内していただいたおかげで、迷うことなくダーチャにたどり着くことができました。

ダーチャはロフトが2部屋あって、3人で利用するには余りすぎるくらい広々とした作りのお家でした。

日付が変わっていたのですぐに就寝。

そして次の朝、今年2度目の桜を見ることになりました。
[PR]
by toprobato | 2012-05-25 20:55 | ぼうけん | Comments(0)