ト・プローヴァト

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シンクロナイズドマハさん

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茅野市美術館で、原田マハさんの講演会に参加してきました。
タイトルは小説にもなっている「生きるぼくら」

マハさんの代表的な小説の装丁は、有名な画家の絵だったりするので、本のタイトルと表紙が本屋でパッと目に入ってくるくらいで、小説の内容もマハさんのこともよく知らなかったのですが、ここ数年どんな風に生きてきたかを本人の口から語ってもらうことは、マハさんの魅力に触れるいい機会になりました。

マハさんは、東京に住み、森美術館やニューヨークなどでキュレーターをし、小説を書き始めた方でした。
そして、5年ほど前に、茅野に移住されていました。

移住のきっかけは新聞小説の連載の依頼がきたことからでした。
小説の内容を、米づくりで再生していくいじめられっ子だった少年のお話にしよう…と話の輪郭を決め、タイトルを“生きるぼくら”として、知り合いのいる蓼科方面へ旅し、自然農法を勧められたり、昔の同僚がセカンドハウスを持っていて、土地を買うのを勧められたりして、、、

リアルな米づくり体験、移住までの道のり、茅野を舞台に米づくりする少年を描くこと、、、がパラレルに進んでいく様子を面白く快活に話してくださいました。

連載が始まったのは、震災の翌日だったので、その頃は東京で暮らす中、スーパーからものが消えていき、食料すなわち日本人なら米があればなんとかなる!という米に対する意識も大きく働いたようです。

農業新聞への掲載については、緊迫した状況の中だっただけに本当に胸が潰れるほど悩まれたようです。
物語の始めの方の表現は、まっとうに農業している方々に誤解や違和感を与えるかもしれないということもあって、慎重に話し合いの元進められていったようです。
計画停電の中、充電が4時間もつパソコンだけをたよりに書いたという場面にもぐっとくるものがありました。

スライドを使い、写真や大きな文字を映しながらのお話は、わかりやすく、伝わってくるものに引き込まれ、あっという間の2時間でした。
自然農法のやり方も様子が分かって、現代版ミレーの“落ち穂拾い”の場面もありました。

キュレーター時代から好きな東山魁夷さんの絵「緑響く」の舞台が茅野にあったこと(御射鹿池)も後で知ったようです。
今ではその絵が、連載を一冊にまとめた文庫本の表紙を覆っています。

米づくりの仲間を募った時に、チームで動くようになった方や講師、家族ぐるみの付き合いになった方々も会場に来られていて、話に出てくると、突然「今日来てますか?」と、来られていたら紹介するコーナーもありました。

濃くシンクロしていくマハさんという人の人生に活性化され、さっそく友達にメールすると、小学生から高校生までを岡山で過ごされていたことや、お兄さんが原田宗典さんということも分かり、驚きと納得の連続でした。

マハさんの面白さ、連鎖が連鎖を呼ぶということをなんともめでたく思い知った一日となりました。

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# by toprobato | 2017-09-11 01:41 | イベント | Comments(0)

たそがれ時の時空錯誤

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もうちょっとハーブのお勉強していきたい。
お野菜も育てたい。

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引っ越してきてすぐ地元で見なかったボリジの花の色に惹かれた。
隣の庭にあって、いつも通るたびに吸い込まれそうになって、うわー素敵って思っていた。
念力が通じたみたいに、種が落ちてすぐ増えるのよーっておばちゃんがおすそ分けしてくれて嬉しかった。

オクラの花も好きみたい。(趣味が合う!)
遅くに種蒔いたはずなのに急にぐんぐん伸びたよねぇってびっくりしながらほめてくれた。(はい、ほぼ毎日オクラ料理です。)
冬に強い野菜、雪対策も教えてもらった。

これからもおばちゃんと植物談義に花を咲かせてみたい。




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# by toprobato | 2017-09-08 20:54 | いとなみ | Comments(0)

ときどき

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親近感を覚える感じや、新鮮な刺激の中に、だんだんとなじんでいく場所や心地よい場所が見つかると心が和む。

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夜の野菜ハウスがイベント会場になっている催しは、行きしの道もドキドキした。

そういう時と、今日のご飯何しようかな…っていう何でもない日の間に、止まり木のようなお店があるとなんとも落ち着くもんです。

だんだんと馴染みながら
時々ドキドキしたり
時々なごんだり
長い生活をしている
そのはざまにやってくる無重力に何かしら手をかけようとして
ものをつくることがやめられないでいるこの不思議

答えはわからなくてもいい



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# by toprobato | 2017-09-08 20:50 | いとなみ | Comments(0)

ただいま

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ルーマニアの村の中を歩いている時、ただいまの気分がした。
その地にぐっと抱き寄せられているような。
こちらの暮らしの中でもそれと同じような感覚になる時がある。


おかえり


じっとそのことに耳をそばだて、魔法のように痺れる

空っぽの身体はその匂いを嗅ぎ、記憶する



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# by toprobato | 2017-09-08 20:38 | いとなみ | Comments(0)

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新しい地にじっくり根ざしながら、吸収と噴霧をくり返そうと思う。

それにしても、この地はあまりに緑がまぶしい。
全てが初めての私にとってなにもかもがまぶしい。
生まれたての私におめでとう!の気持ちさえ湧き上がる。

緑の地に来た
あの光は

きっと冬の間に準備しておく喜びだ
そのコントラストに際限なく噴霧する喜びだ

緑の気持ちになって次の季節へ潜り込む



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# by toprobato | 2017-09-08 20:22 | いとなみ | Comments(0)