ベニシア展へ行ってきました。
屋内でちょっと窮屈そうだったけど、再現された庭から…手作りのソープやサッシェから…歩くたび漂う芳香が何かを呼び覚まします。
鼻がヒクヒクして、なんだかドキドキして、体が久々に沸き立ちました。
ベニシアさんの知り合いの作家さんも作品とともに紹介されていて、素敵な繋がりをされていました。
もっとベニシアさんのこと、自然やハーブのことが知りたくなり本を読んでいます。
『ベニシアのハーブ便り』
料理やお菓子、調味料、また食べ物以外の生活用品をハーブから作っているベニシアさんの知恵の宝庫です。
自身の生い立ちを挟みながら、故郷の行事や風習などに関連したレシピが紹介されているので季節感があり、とても親しみやすいです。
貴族だった頃のことには驚きました。
手前に羊が放牧されたお城の写真を最初に見た時は、故郷ののどかな風景写真だと思いましたが、ベニシアさんの実家であることが分かりました。
ベニシアさんは今、京都の里山の100年前の古民家をリフォームして暮らしています。
その土地にやって来るまでは、ハーブからはまだ遠い生活だったようです。
いくつもの旅を経てきた彼女だから、その土地にたどり着き、荒れた土地の土作りから始め、庭をよみがえらせることができたのではないでしょうか。
一人の女性の物語りを感じずにいられません。
夏のなごりに
庭は語りかけてきます
ようこそ
ごきげんいかが?