とにかく小さいもんに惹き付けられることがあります。
昔のグリコのオマケを大量に、マッチ箱を大量に見せてもらう機会に恵まれました。
オマケは、ブリキで出来ていたり、モールと木を組み合わせたものだったり、、
とにかく小さい中でも素材を駆使し、妥協していないけどギリギリの可愛さもある表現力なのです。
マッチ箱は、とても古いものは全体が木で出来ていたり、、
裏表で対になっているデザインのもの、なんともアバンギャルドなレイアウトのもの、色使いの大胆さ、ずっと見ていたくさせます。
ヘイ!タクシー!などと、一目瞭然なうたい文句も気が利いていて、この小さな箱という枠の中のバランス感覚には目を見張るものがいくつもいくつも飛び出してくるのです。
飲食店以外の店舗やイベントのものも多くあることから、マッチ箱は、広告の役目を果たしていた時代があったのだと知りました。
地元の遍歴さえも分かってしまうコレクションは本当に貴重でした。
今と違った素材感の素敵もありますが、そもそもこの小さな世界にたずさわった方たちのセンスと職人技に感服です。
江戸時代に、粋な文字や絵文字、遊び絵などというイラストが流行していたことを思いだしました。
人間の何かを生み出したくなる欲求って面白い!